斬新な戦争映画だった。
これまでのように、敵対する国同士が全面的に戦うわけでもなく、ひとりの人物にフォーカスした人間ドラマを描くでもない。
まさに現実に起こった「撤退」の事実をそのまま映し出していて、そこには戦いの勝敗や人間の苦悩や対立などはない。
ただ「逃げ切れるか」、その一点のみに注力されており、観ている方としては、もうずっと緊張しっぱなし。
「こいつら本当に帰れるのか？」っていう不安だけが常に全身を覆っていた。
セリフはほとんどなく、絵だけで見せる感じだったけど、その絵だけでかなり緊迫感あったし、音楽の使われ方もよかった。
そして、ジャムパンがおいしそうだった（笑）
