サラリーマン岡崎

ダンケルクのサラリーマン岡崎のレビュー・感想・評価

ダンケルク(2017年製作の映画)
4.4
最初からクライマックスのサービス精神旺盛なノーランさん。

見えない敵、どこからくるかわからない攻撃が正にアトラクションの様にハラハラさせる。
広い浜辺の空間でも隠れるところがなく、
逃げられない怖さ、
狭いところでは外に出られなかったり、
こちらも逃げ場所がない怖さ、
そのシチュエーションがわかりやすく捉えられるようにつくられている。

そして、観客がそのハラハラに気を取られている中、
双眼鏡を除いた軍監が「Home」と呟いた後に伝えられる
「戦争は戦地にいる兵隊だけのものじゃない」感、
愛国精神という一体感で猛烈な感動を引き寄せるのが流石です。

そうだよ、これは単なるアクション映画ではなく、
国民同士のラブストーリーだったんだよ。