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ダンケルクのbabygrandのレビュー・感想・評価

ダンケルク(2017年製作の映画)
4.4
究極のIMAX向き映画。
戦局の流れを知る由もない兵士1人に焦点を合わせた作品。しかも莫大なお金を注ぎ込んで。

映画はダンケルクの海岸で救出を待つ兵士の「1週刊」、彼を救出するためダンケルクへ向かう船乗りの「1日」
そして彼らを空から守りにきたパイロットの「1時間」の3つの違う時間軸が巧みな編集で合体させて物語を進めていく。
(最初このプロットが理解できず途中まで結構混乱しちゃった。何で急に夜になった?この飛行機先墜ちてなかったっけ?とか…登場人物の顔も服装も似てたし)

恐らくノーラン監督は、今までの戦争映画で受けがいいからよく使われる装置(クリシェ表現?)を極力削ぎ落として今作に挑んだんじゃないかと勝手に思った。
(この映画の対極にある映画でパッと思いつくのはマイケル・ベイ監督の「パール・ハーバー」かなあ?)


劇中何度か出る沈没シーンでは、昔初めて海へ潜りに行って怖い思いをしたのを思い出した。


あと「監督 クリストファー・ノーラン」と書いてある映画だと自分には意味不明なシーンでもきっと意図があると信じて逆にそれが加点要素になっちゃうから困る(笑)
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