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ダンケルクのdaisakのネタバレレビュー・内容・結末

ダンケルク(2017年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

MX4Dで鑑賞。
最近のノーラン監督は特に自宅鑑賞はハナからアウトオブ眼中って感じで、全編をIMAXで撮影(最高)
劇中のスピットファイア含め駆逐艦や戦闘機などは全て本物で、CGは一切使用せず。撃墜される戦闘機も巨大な模擬戦闘機を使って墜落させるほどのこだわりよう。
完璧主義者なんですね。かなりイッてます

内容はというと思いのほかシンプルで、WW2において、ドイツ軍侵攻によりフランス領ダンケルクに追い詰められた仏英連合軍が何を見て何を体験し、如何にして撤退したのか、その撤退が彼らに何をもたらしたのかまでを体験できるつくりで
陸海空での三視点が異なるタイムスパンで絡み合うことで雪だるま式にサスペンス感が増幅し、息をもつけぬドラマティックな仕上がりに。この構成力は見事。
また、監督は当時の文献史料を徹底的に読みあさり、当事者にインタビューまでしてエビデンスに基づいた史実を忠実に再現しているそうです。

個人的にはMX4D史上で最も水を浴びたり後ろから前から被弾したり避けたりし、謎の霧が立ち込めたりしました。地底から鳴り響くダークインダストリアルな音響も相まって、地獄の臨場感はたっぷり味わえるのですが、船のシーンではシートが上下左右にぐぁんぐぁんに揺れることもまぁそれなりにあるので、船酔いとかしやすい人は要注意かも。

ダンケルクでの敗北を機に国民一丸となり士気を高め、冷静になってもう一度一からやり直そうと一体感を強めた仏英連合軍。一方、その時、我らが大日本帝国軍は連戦連勝の過去にすがり、根拠のない勝利を妄信し、悲しい事に冷静に足元の状況を判断する能力さえ失っていたことがのちの悲劇に繋がっていたことがわかった