ノーランが戦争映画？と初めは疑問だったけど、蓋を開けてみれば確かにコレは戦争映画。それもノーラン節がバリバリ効いている戦争映画。
ハンス・ジマーの鳴り響く音響と一緒に映画の間中「撃たれそう」「溺れそう」「沈みそう」と息を詰めっぱなしの緊張感が続くので、「浮上」した時の安堵感がとてつもない。IMAXで見たら臨場感は更に凄かっただろうなぁと少し後悔。
今までのノーラン映画と比べると、状況説明や人物描写がかなり少ない。これは今回の監督の狙いらしく、確かにある意味「戦争の状況」そのものに集中出来る（ただ個人的には若い兵士達の一人が1Dのハリーだとちょっと顔立ちが華やか過ぎて気になってしまった…ハリーがどうこうではなくて、この映画なら若い兵士3人とも無名級の方が合っているような…）英雄や戦果についての話とはまた違う、サバイバルとしての戦争映画だった。
