瀬尾晃一

ダンケルクの瀬尾晃一のレビュー・感想・評価

ダンケルク(2017年製作の映画)
4.3
ダンケルク大撤退のイギリス側、特に包囲網内に取り残された兵士たちを主軸に据えた作品。なので空軍は基本的に不遇。
異なる時間軸、異なる視点でストーリーが進み、最終的に同じ地点に着地するタイプの進行。特に救出を待つ兵士達のシーンは幾ら逃げようと死力を尽くしても報われず、かなり重苦しい描写が続く。戦争映画なんだから当たり前か。
終盤にかけて高揚感を齎す美しい画が続くが、些細なシーンで戦争とはそんなものではないという監督の意思を感じさせる。
大阪に行って鑑賞したかった。せめてIMAXの音響環境で鑑賞したかった。
瀬尾晃一

瀬尾晃一