このレビューはネタバレを含みます
窮寇勿迫。逃げるが勝ち。ここまで追い詰めたが、取り逃がしたドイツ軍がのちに敗れてしまうのは致し方ないのかもしれない。
脱出への渇望感に対して、追い詰められているという絶望感が薄い…初っ端の紙ペラ1枚で包囲されてることを伝えるのも、うーん…
この映画には臭いがなかった。
やはり、空、陸の無機質さで全編駆け抜けて欲しいのに、助けに来るおじいさんが出てくると急に感傷的になるのが、三つのストーリーのバランスの悪さを生んでいる気がする。最後にパッと現れて救助して帰る。くらいで丁度良い…
『炎628』を超える戦争映画はもう今後現れないのだろう。。(監督は今作をサスペンスと位置付けているようなので戦争映画として比べるのは御門違いかもしれませんが。)それが世界にとって正しいことだから良いのだけれど。
『アンダーグラウンド』、『LAND OF MINE』とノーラン過去作が観たい。
IMAX凄かったな…!初めて意味を実感した映画だったかもしれない。ノーラン過去作IMAX再上映を!!