IMAXにて鑑賞。平日のレイトショーにも関わらずほぼ満席。
リアリティが売りの作品は数あれど、「映画的に演出された臨場感」と言う意味では頭一つ飛び出た作品だなという印象です。
その要因のほとんどは「音」。
銃声や戦闘機のエンジン音を実際に聞いた事は無いですが、縦横無尽に飛び交うそれらの音は、鑑賞者まで命の危険を感じるほど恐ろしく、妙な生々しさもありました。
そしてBGM。ミニマルミュージックの様に不穏な旋律を反復するストリングスは、焦燥感や緊張感を程よく煽っていました。
時間軸やシーンの操作などのノーランらしい演出は若干の空回り感がありましたが、戦場にいるかの様な錯覚はなかなか味わえるものではないので劇場での鑑賞を是非オススメします。