独軍から、「包囲したぞ！」との内容の脅しのチラシが舞う中、英国軍の若い兵士達が街中を歩く。ここは英国の同盟国のフランス。
突然、自分達に向けられる銃声。
どこから狙われているのかわからないまま走り抜け一人残った二等兵は、この映画の主戦場である、フランス北端の海辺にある街「ダンケルク」の砂浜にたどり着く。
この冒頭のシーン。緊張感があるが、なによりも一発の銃声で映画館から戦場に引きずり出される。
クリストファー・ノーランといえば時間軸をずらして空間を歪めた作風が特徴的だが、今回の肝は音だと思う。勿論、生の戦場を体験した事はないが、これまでの戦争映画では聴いたことのない迫力だ。
陸・海・空と時間帯の違う場所を短い時間でそれぞれの立場や環境を上手くまとめていたと感じた。
戦闘機大好きな僕は、スピットファイア、メッサーシュミットが出ただけでテンションがアガる。昔、発泡スチロールの飛行機のおもちゃで、この二機のみのチームを作って空中でぶつけ合いっこしてたのを思い出した。
