このレビューはネタバレを含みます
何か思ったよりずっと語り方を凝りに凝った映画だったぞ…。
そういう意味ではノーランらしかったと思います?
僕はこういうインテリっぽい話のつくりどっちかというと苦手なんだけど。
若い兵士が船に乗っては海に放り出されのパートはずっとドキドキハラハラしていて、トムハーディの空中戦パートもドキドキしていたのだけど、パートが目まぐるしく変わるから臨場感がむしろサスペンスを削いでいたような気がした。
ストーリーが十分強いしそれを練ってるんだから、もう一歩引いて見せてくれた方がよかったような。
ノーランの語り方と実話物は相性そんなによくないかもしれない。
マークライアンスの名優っぷりがわかるムーンストーン号のパートとか、最後の意外にストレートな感動とかそういうところが好きだったけど、それって別にIMAXじゃなくていいし、でもこの映画はIMAXじゃないとあんまり意味ないから家での再見性はないし、そもそもIMAXのアス比いまいち好きになれないし、こういう体験映画を楽しむのは個人的には年一回くらいでよさそうですな。