「長距離走。」
やっと鑑賞できました。待ちに待ったノーラン最新作。
なんと、ノンフィクションの戦争映画。
しかも、戦いを描くのではなく脱出作戦を描く本作。
金欠でパンフが買えない今、ノーラン監督がなぜ本作を作ったのか意図を探ることは難しいのですが。感想は単純
めっちゃ疲れた。
これに尽きると思います。ずっと続く、秒針の音。何かが起きそう、不吉なことを予感させるサウンドが淡々と流れる時間はまさに、ドイツに攻められ急いで脱出を図る、イギリス、フランス軍の気持ちを表現するにはぴったりなほど。誰かに感情移入させるのではなく、見ている側を世界に引き込む、周りは名も知らない人ばかり、それをいいことに我先に生きようともがく兵士。
非常に疲れる作品でした。
描く場面ごとに時間差を作り、堤防にいる人間の救いがいつくるのかわかるようにする仕組みはとてもノーランっぽい。
途中、朝を待つなど時間の経過を感じさせることで、サウンドと共に緊迫感を出していく。
良作でした。
それでは。