わたがし

ダンケルクのわたがしのレビュー・感想・評価

ダンケルク(2017年製作の映画)
5.0
in レーザーIMAX
 いえーい!!万歳!!1.43:1の画角の映画だ!!エキスポの1.43:1の画角の映画館で観るときっと楽しいぞ!!しかもフォースの覚醒とかゴーストバスターズみたいにケチケチしてないでなんと全編ほぼ1.43:1の画角って言うじゃん!!なんて贅沢な!!こんな映画あっていいのかよ!!楽しみだなあ!!でも観てみると全然面白くなかったなあ!!びっくりしたなあ!!
 まずもう本当に現代人なので「誰か何か喋ってくれ」と強く思うし、喋らないにしても喋らないなりの静寂とかがあるだろうに延々ヴゥ~ン!!!みたいな耳障りな音楽が流れていて(ずっと半端な情報量で映画が持続している状態で)本当に地獄のようだった。この地獄感が戦場のリアリティなのかなと思えば多少納得できるんだけど、どっちにしろ観ている間ずっと早く終わってほしかった。
 なんというかこう、さも「凄い画だろ???」みたいな作家の自意識がグゥァングゥァン殴りかかってきて「もうわかったから…」となって、それにあの音楽が相まって本当に吐きそうになる。観ている間、めちゃめちゃ凄い画を連発させながらも余裕の表情で自意識なんか1ミリも見せないスピルバーグ映画が死ぬほど恋しくなった。
 とにかく観ている間ほぼずっと苦痛だったんだけど、やっぱり1.43:1画角というのはすごいものだなと再認識できた。マジもんの身の危険を感じる瞬間が何度もあるし、カメラが横移動するにしても「自分は座席に座ったままなのになんで視線は横に移動してるんだ??」みたいな感覚に陥る。それでもやっぱりフォースの覚醒とかゴーバスの時みたいにここぞ!!という場面で数分間とかだけで使うのが1番しあわせなフォーマットなのかもしれないと今回これを観て思った。いつか自分も1.43:1画角のIMAX映画を撮りたい!!!1.43:1画角は最高!!!