まほ

ダンケルクのまほのレビュー・感想・評価

ダンケルク(2017年製作の映画)
4.5
公開初日にIMAX次世代レーザーにて鑑賞し、
その後3回また鑑賞し、合計4回鑑賞。

まさしく映画館で観るべき映画。
映像、迫力、音響。
それを味わうために生み出された映画。

『ダンケルク』な1年だったというくらい。
小説を買ったり、製作本を買ったり、
毎回見れば見るほどもっと知りたくなる。

「クリストファーノーランの最高傑作」
とも言われるこの今作。
私がノーラン作品の中で最も好きな
『インターステラー』とはまた違った
ノーラン独自でしか作れない戦争映画。

公開初日に映画館に観に行った時、
ただの一般上映で上映終了後
劇場のお客さんが拍手をするなんて
これまで見てきた映画館の中で初めてでした。

106分間ひたすら打ちのめされる。
ノーランの映画にしては、
とても短い今作ですが
むしろこの106分という上映時間がミソ。
それ以上それ以下は要らない。

これはただの戦争映画ではない。
この映画が伝えたいことが映像の臨場感と共に
心臓に突き刺さるほど伝わってくるくらいです。

まさか戦争映画でノーラン特有の
時間を操る効果が見れるなんて。
ノーランにしか作れない戦争映画。

私はこの映画の製作者でも何でもないけど
今の若い人たちに、私もその1人だけど
その若い人たちに1番見てほしい1作です。
この今ある直面している世の中の状況だからこそ
戦争を経験したことのない現在の人たち、
若い人たちに必ず観てほしい。
そして何かを感じてほしい。少しでも何かを。

数々の若手俳優の演技はどれも素晴らしいです。
それぞれの役がそれぞれにハマっていて
名前が紹介されない兵士たちも
凄く心に残るものをどれも見せてくれる。

キリアンもトムハもノーラン作品常連ですが
この2人の役は他の役者には決してできない
この2人にしか演じれない役。

そして有名な俳優の使いどころ。
ケネスブラナーの涙。マークライランスの言葉。
どの俳優の演技もこの戦争を語っている。

戦争映画史にまた一つ傑作が刻み込まれた。