2度鑑賞。
1度目は二子玉川でIMAX 2Dで。
2度目は目黒シネマでワンダーウーマンとのセット鑑賞。
クリストファー・ノーランの作品の数多きファンのひとりであるが、なかなか上手くまとめられず後回しになっているノーラン作品のレヴュー。。
これまでの彼の代表作とは異なり本作は史実を基にした作品。あくまで見せ方にノーランの個性が反映されている。
*敵のいない戦争映画*
ナチスドイツによりダンケルクの海岸一点に追い詰められたイギリス・フランスの兵士達のサバイバル。
敵の顔は作品中にただの一度も出てこない表現。
(※戦闘機のみ露出している。)
娯楽として映画をたまにしか観ない人には、衝突しない戦争映画は受け付けられないかもしれない。
敵が見えないことによる緊迫感。
孤立した兵士達の置かれた状況の絶望感。
不思議と、それとは対照的に僕の眼に映る開けた清々しい海洋の映像。
*異なる時間軸の群像*
クリストファー・ノーランの十八番にも感じる複数の異なる時間軸を通してストーリーを展開させて、ラストに一点に落とし込むロジカルな手法。
その最たる例はインセプション。
彼がコミックのハンター×ハンターの実写版を製作したらさぞ面白いだろうなと時々彼の作品を見るたびに想像してる。
次はこれぞザ・映画とも言うべき壮大なるインターステラーのレヴューを書きたいと思います。