ノーラン監督の作品が好きで、映画館にてIMAXで視聴。
この映画は、観る人が”何を期待してみるか”で評価が大きく変わる作品だと感じた。
感動とかヒューマンドラマとかそういうのじゃなく、一言で言うと「戦争体験映像」だと表現できる。
とにかく圧巻の迫力で、地上戦では銃声の1つ1つでも自分が撃たれるような感覚を味わえる。
空中戦では戦闘機の旋回を肌身で感じられる。
海戦では燃える炎の熱さ、油の触感まで伝わってくる…
ノーラン監督のこだわり抜いたフィルム撮影が生きている。
評価の分かれる作品だとは見た瞬間から感じたが、私は好きだ。
妙に冷めた雰囲気で淡々とし無駄な演出がなく、それによってむしろ下手なお涙ちょうだいものよりもよっぽど戦争の恐ろしさが伝わってくるノーラン監督渾身の作品だ。