やっとこさリバイバル上映にて鑑賞。初のノーラン作品。
シアター内の映像と音響のリンクで無理やり引きずり込まれた戦場下の臨場感にただただ圧倒されて震えるばかり。本当に怖かった。常に耳鳴りがヴァンヴァンヴァンヴァン鳴り響いてていと恐ろし。銃弾が、戦闘機の滑空音が、誰かの叫び声が、一つ一つが人間のもつ神経という神経を鋭く研ぎ澄せて心配にさせてくる。グロ描写がほとんどない中でこれらが強く強く表現されているのもとてもうまいなぁと思いました。
戦場の戦士の誰もが1人の人間であり、帰るべき場所へ帰るために戦う。戦争の無慈悲さと名も知られぬまま命を落とした人々を記憶し称える賛歌のような作品に感じました。トムハーディがやっべえです。
