ダンケルクのつなのレビュー・感想・評価

淡々と、登場人物の名前すらわからないまま話がすすむのだけど、考えてみたら戦場で自己紹介なんてしないか。名前も過去もわからないまま、大きな渦に巻き込まれていく。ヒーローなんていないし、いまわのきわの言葉、とかそういうドラマチックな要素を排したのが良かった。
戦争という、個人にはどうしようもない巨大な災いについて考えさせられた。
最後がまた印象的で。ノーランはラストカットにほんとキレがあるなぁ。