もこ

ダンケルクのもこのネタバレレビュー・内容・結末

ダンケルク(2017年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

まず、ドルビーで見て本当に良かった!!
爆撃の臨場感にびびって心臓が口からコンチニハしそう。
予習しないで見たので、いい意味で予想と違ってました。
スピットファイアから見た空中の光景の美しさ、民間のお父さんの船から見た海の景色、沈没する船とやたらキラキラ輝く海面、
不穏さと美しさのバランスというか対比というかが恐ろしかったです。
そこに被さる音楽がまた焦りを促進してきて、負けずに眼を開きすぎてちょっとドライアイ。

なんかこう、プライベートライアン的な首とか腕とか飛んでく系か??と思ってたら、その辺はソフトでした。体の何処かが飛ばないかわりに相当な量の爆発物が飛んできます。
救護艦乗ったー→わー助かったーー!!→爆撃ドーン→沈没
戦艦乗ったー→わー助かったーー!!→魚雷ガゴーン→爆発炎上沈没
戦艦乗ったー→わー助かったーー!!→空爆ドゴーン→炎上沈没
何この絶望の無限ループ、、、
ドイツ軍Uボート、姿は出てこないけど存在感が恐ろしかった。

陸海空、全て違う時間軸で進み、海と空からダンケルクが近づくにつれ徐々に時間軸が合わさって合流していく流れが印象的。

What you see?
Home.
ここら辺、もうこみあげるものがありました。
小さな民間船達がノアの箱船に見えただろうな。
助けられた恐慌状態の彼の起こした行動も、最後に不時着したスピットファイアとその後の彼の選択も、戦争とは何のためにやってるのか本当にわからないと考えさせられる。
救出は必要だけど、これはやるせない。

ここで声援で帰還したとして、まだまだ戦火は続いてるわけで。次の戦地で亡くなる人も多いだろうという事で。
たとえどれだけ犠牲が出ようとも降伏しない、というチャーチル。
相手がナチスじゃ降伏したら終わりだから、というのはあるにしても。
やっぱりWW2の流れ、いろいろ狂ってて怖い。
もこ

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