空海花

ダンケルクの空海花のレビュー・感想・評価

ダンケルク(2017年製作の映画)
4.3
また少しお久しぶりです。
今日は劇場鑑賞レビューです。

「TENET」上映前の再上映ノーラン祭り
私も観たいぞ!と思い行ってきました💨
IMAXレーザー(最寄り)にて。
少し前に、この地にやっと入ったIMAXもようやく確認。
「TENET」IMAX予告編痺れました😢
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陸、海、空の、
異なる時間軸のパートが絡み合う。
ストーリーは極力排除。
しかし脚本は膨大だろう。
更に洗練されたカメラワークの為せる業と
IMAX画角隅々までこだわった映像、
「無限音階」を取り入れたハンス・ジマーの音楽。
まるでその場に居るような、
臨場感と没入感溢れる映画体験。

陸では銃弾が大音量で飛び交い
海にも爆撃が降り注ぐ
空パートではスピットファイアに乗せられて
360°の空、どこから来るかわからない緊張感。
後方から上から、捉えられた時の焦りを味合う。
ノーラン監督曰く“ゴーグルなしのVR体験”

この自分が入り込んでしまう感覚は
キャラクターの背景がないというのもある。
感情移入とは別の没入感を
各パートで感じてしまう贅沢な体験。
いや、戦争を知らないということこそが
本当に恵まれている…と思い知らされる。

海のシーンに至っては、
もう私、船には乗らないかも…
と本気で思ってしまった。

戦争映画だが戦うシーンはほとんどない。
とにかく生きて故郷に帰りたい。
surviveとは、生き抜くという意味合いが強いように思っていたが
生き延びるが1番近いな、といつの間にかぼんやり考えていた。。
助けたり、助けられたり、
職務を全うしようと、仲間を何としてでも帰そうとする行動は、不意に現れたストーリーとドラマ性で、国家の一体感と温かみを感じ、感動があった。


生きる
生かす
生きている
生きようとする
生きたい
生まれる
生き抜く
生き延びる

他にもたくさんあるのだろうが
いくつもの生はそれぞれの意味があり
全て強い意義のあるものであると
観ながら考えてしまっていた…
これはストーリー排除から得た、私の副産物。

そのためにここまで勇気を振り絞れるものなのか。
生と勇気は尊い。
いつも賞賛を贈り続けたい。


2020劇場鑑賞No.77/total106

ダークナイトIMAXも観たかったところですが、
時間が合いませんでした😣
今、映画館での鑑賞は入院前のご褒美と景気づけなのです。
このIMAX版はかなりのご褒美となりました😌
いや景気づけ?
空海花

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