映画館でみてないので、「見た」と言っていいのか迷う部分もありますが、"冷たい戦争映画"という印象
残酷描写は少なめだし、ドラマ性が強いわけでもなく、良い意味で坦々と描いている。
この"坦々と"の部分はフルメタルジャケットの後半を彷彿させる。
淡白であるが故に抗えない怖さが浮き彫りになる。
陸海空という視点を軸にしているのが面白い。最初は交わることのない3つの視点が段々と交差してゆくあたり、すごいノーランっぽさを感じた。
ノーラン監督は毎回何かしら面白い仕掛けを入れてくれるのが良いんだよねー
また、この3つの視点があるからこそ感情移入の幅が広がったと思う。
個人的には「空」のファリアさんが一番惹かれたかな。
ストーリー的には淡白でも映像の拘りが凄まじい。
IMAX映えする画を撮りまくってる。
海岸や水面や駆逐艦など言葉で表現するのは難しいけどなんかワイドなもの。
冷たい戦争映画という印象を受けたのはこのせいもあるかもしれない。
絵面のキメがとにかく細かい。
とにかく"ばえ"を意識した映画です。