イチロヲ

猟奇変態地獄/アマゾンの腹裂き族のイチロヲのレビュー・感想・評価

5.0
食人族に育てられた少女を取材した女性ジャーナリストが、有識者たちと共にジャングル探検に乗り出す。黒いエマニエルことラウラ・ジェムサーをフィーチャーしている、イタリア製のカニバリズム映画。DVDソフトの題名は「アマゾンの腹裂き族」。

少女の股間を弄りながら取材する冒頭シーンで、すでに掴みはオッケー。移動して、セックスして、移動して、オナニーして、移動して、とにかく裸になって。日活ロマンポルノもビックリのテンポで、あらゆるエロが挿入される。

ローマ近郊で撮影しているにもかかわらず、アマゾン流域への大移動を錯覚させてくるテクニックが素晴らしい。食人要素では、切り取った女性の乳首を「黄色いサクランボ」張りに味わうシーンが秀逸(食人族の役は、ローマ在住のフィリピン人が演じている)。

食人映画の様式美を一通り踏まえているため、各カットごとに「いよっ!待ってました!」と声を上げたくなる。ただ、ラストのホニャララは、棒立ちの食人族にソレっぽい演技指導をしたほうが良かったかも。
イチロヲ

イチロヲ