このレビューはネタバレを含みます
小説が原作なだけあって話は練られているんだけど、「因果応報」がテーマの一つであるこの映画は、どうにもご都合主義的に見えてしまった。
凄く狭いコミュニティの中で、分かりやすい罪と罰が展開されるので、あまりにも作り物感が強かった。
これも好みなんでしょうが、演出を「詩的」と取るか「思わせ振り」と取るか…。
山本美月&本田翼は相変わらず綺麗なお顔をしておる。
恐らくやれと言われてやったんだろうけど、本田翼はなんかわざとらしい中二キャラだったけど。
あと、山本美月はちゃんと泣きなさい!
少女二人の純粋な友情は、無粋で欲深い大人の強欲で打ち砕かれそうになるが、最後は友情が打ち勝つ王道ラストと、遺書が誰のものだったのかというちょっとした謎は好み。
惜しいというか、「面白そうで面白くない」という印象。