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ハロルドが笑う その日までのcoroのレビュー・感想・評価

3.2
長年夫婦で営んできた家具店。その隣にIKEAができたことで店は廃業に追いやられてしまう。店を失い妻も喪い自暴自棄となった主人公はIKEAの創業者カンプラード(実名)を誘拐すべくスウェーデンへと向かう。道中偶然出会う悩める少女もこの計画に加わり…

似てないようで似ているふたりの老人の無謀な振る舞い(笑)を、半ば呆れながらも優しく見守る少女を傍らに添え、笑みを隠しながら悩める人を見つめる視線はシニカルなようで妙に暖かい。

認知症を患う妻の台詞も含め、この映画の製作を(多分きっと)快く承諾してくれたIKEAの寛大さに☆
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