このレビューはネタバレを含みます
テーマがすごく魅力的だと思います。
変えられない過去の残酷さが強く描かれていました。この現実的な罪悪感とアニメ特有の現実にはないキャラクタの感じが違和感なく混ざっていました。
私個人的にはそのアニメ特有の現実的でないコミカルなやり取りや都合の良い展開が、得意ではないのですが、
そういった部分により
重たいテーマでもより見やすくなってましたし、人間社会での問題について多くの人に考えさせるような意義のある映画だと感じました。
あと何でもないことですが、西宮さんが主人公を好きになってたのが「え?」ってなりました。
好きになることに理由なんてないと言われればそれまでですが、「なんで好きになれるの!?」って思っちゃいました。確かに主人公は改心したし、一緒に佐原さん探しに行ったりしたけど、あんまり分かり合えてはなかったですし、好きになるまでの描写が少なくて急に好きになった風に感じました。でもキャラクタがそれぞれユニークで、可愛いかったり憎たらしかったり、面白いかったりして、感情が揺さぶられました。