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映画 聲の形のanathemayokeのレビュー・感想・評価

映画 聲の形(2016年製作の映画)
4.3
背景の作画はやっぱりすごいけど、凄ければそれはそれで、人物だけアニメっぽいから浮き上がってるように見えちゃうというジレンマも感じる。意図的に中心以外の焦点をぼかしてる演出も面白かった。西宮さんが走るシーンが一番よかった。あとラストシーン。
作画が大変なのでアニメのモブシーンで背景の人が動かない問題は「君の名は。」でも感じたけど「聲の形」では完全にやられたなって感じ。花火も綺麗だったな。これも「君の名は。」でも感じた。全体として純粋に作画としては「聲の形」のほうが優れてると思うな。
全体的にはすごくよかったけど、話としては詰め込み過ぎな感じなのが微妙だったかな。原作はある程度時間かけて描いてるんだろうな、テレビシリーズとかすごくよさそうだけどな。
人間関係がリアルですごくいいんだけど、その分イジメが過激すぎてリアリティ欠くような気もしたな。
そういや、デートの行き先が養老天命反転地だったの最高だったな。
あと、ツンデレ植野さんが「境界の彼方」のミツキにしか見えなくて困った。おばあちゃんは急すぎる。
全体的に劇伴としての音楽がかなりよかったけど、冒頭で唐突に大好きな曲がかかったのは最高だった。単純にいい音響であの曲が聴けただけでよかったな。本当に意外だったのでこの曲を知ってる人には本当にネタバレしたくないので曲は秘密にします。唐突に好きな曲がかかって最高な映画「世界に一つのプレイブック」「ヘイトフルエイト」「聲の形」
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