あの時、弱かった、逃げてた、意気地がなかった自分たちの物語だった。
最高…。
登場人物たちが一気に揃う橋のシーンがある。
ここで、主人公がそれぞれの人物に突き刺す言葉がとても的をついてる。
でも、こんなして、感情をあらわにして向き合うことってなかなかない。
そうやって感情をむき出しにできないからこそ、
暗黙のコミュニケーションが生まれ、
イジメが始まるのかもしれない。
だから、この橋のシーンの様な光景は
現実にはなかなか起きない。
だからこそ、その向き合えなかった自分たちの代わりに、
そこでそれぞれに向き合ってくれているような気がして、
胸がいっぱいになった。
そして、この映画には、
シーンには描かれないけど、
見えてくることがいくつかある。
小学校の担任の無責任さ、母親同士の争い、実はその描かれないことこそが、
子供たちの一番ショックを与える事実だったりする。
でも、そういう大人の部分って隠される。
確かに、子供ができたらこの映画を真っ先に見せてあげたい。
そして、親になったら自分にも見せてあげたい。
ちなみにですが、登場人物の中のオレンジ髪の途中で友達になりたいと行ってきた人、あの人いりますか?
ポッと出のくせに、クソウザかったんですが…。