娘が熱狂するほどの良さはわからんかった。キラキラ輝くばかりの青春なんて、実際はほとんどないのかも知れないなぁ。
【あらすじ】
転校して来た西宮硝子は耳が不自由だった。最初は筆談にも応じてた子ども達だったが、そのうちそれをからかう男子が現れて…。
もっと心温まるような話だと思ってたから、全然違ってびっくりした。いじめていた石田将也の話なのかな。
先生がおかしかった。転入早々の自己紹介をする時に聞こえない硝子に対しての対応がおかしい。聞こえないのに後ろから声をかけるって…。いじめについて教室で話している時も、あの対応では将也はそうなる。
なんとなく全体に得心しない。みんなの心の動きがあまり入ってこない。
正直に筆談に慣れない子どもにとって、それは徐々に億劫になり、他の人との会話が伝わらず、その説明を求められると、その場が白けるというのは、よくわかる。大人なら理性で対応するが小学生ではそうはいかない。
同級生の植野は硝子を自分と同じに見ていたんだなと思った。配慮は相手を遠ざける意味でもある。
逆に川井がイケ好かない感じがした。
全体に悲痛な感じがする。ちょっと救われない感じ。硝子や将也の親もなんか変だし。なんとなく設定やストーリーやキャラクターがアンバランスな感じがする。
ラストもなぁ…。
