Matou

映画 聲の形のMatouのネタバレレビュー・内容・結末

映画 聲の形(2016年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

劇場で観た際、エンディングのaikoが流れた瞬間「うわ!aikoが流れてしまった。」と心の中で叫んでしまった記憶がある。
aiko自体は好きだしお気に入りのアーティストでもある。だが、aikoが楽曲提供してしまうと途端にその映画が恋愛映画だったと錯覚してしまうようで、「聲の形」が恋愛100%映画だと勘違いされちゃうじゃないかとその当時は思った。
だが、BDも買って何度か観たり反芻するうちにストーリー含めaikoでもいいかな〜と思えるようになった。
ストーリーは原作とは少し違う"締め方"でそれもまた当時は気に入らないものだった。
原作がとても好きで、劇場版はなんだか端折られた気がしてウーンという気がしてならなかった。でも限られた時間という制限の中だったら聴覚障害が〜というのが問題ではなく、2人の"ショウ"やその周りの人間のコミュニケーションの問題なんだなということは伝わったと思う。
それが原作を読んで感じていたからこそaikoが気に入らなかったのもあるが、まぁaikoの件も恋愛要素が0%ではないしいいかなと自己解決してしまった。
映像と音楽の美麗さ、話し合うには充分な議題、好きなキャラクターが動き、喋る。これだけで私はこの映画は満足だ。
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