ヴィノム

映画 聲の形のヴィノムのレビュー・感想・評価

映画 聲の形(2016年製作の映画)
3.7
【罪の意識】

学生恋愛アニメを久しぶりにみたおばさんは女子力が上がりました。

というのもつかの間。全体的にほっこりとした絵柄だが、テーマがテーマなだけに妙な緊張感があるのがうまい。

本編で割と黒めに描かれている植野は
私がどうしても嫌いになれないキャラ。
うん。わかるよ。その気持ち。といいながら抱きしめたくなるのは、きっと自分に重ねているからだと思う。
このように、誰もが当てはまる、または当てはめるキャラクターがいると思う。

反対にどうしても好きになれないキャラクターもいた(かわg…)

でも、こんなに人間関係に悩める時期って小中高しかないのかなぁとお気楽に見てしまっていた自分が悲しくなってきた。
高校の時に見ていたらもっと純粋にこの話を楽しめていたのかもしれない。

しかし、この作品を見て「救われる」気分にはならないのかなとも思う。
なぜなら現実はもっと辛いはずだからだ。

もし直近で人間関係に悩んでいる人には逆に勧められない映画。

そういう人には同時期にやっていた美男美女のメロドラマをお勧めいたします。

最後に
声優がスンバラシイ
特に早見さん。もっと好きになりました。
ヴィノム

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