ヤムチャン

映画 聲の形のヤムチャンのレビュー・感想・評価

映画 聲の形(2016年製作の映画)
3.8
幼少期の小学生高学年という多感な時期の異物に対する免疫のなさが、時に残酷な仕打ちをしでかしてしまった後悔の念に取り憑かれたトラウマ系のヘビーウェイトなアニメ。
聾啞な西宮に寄添い、音に意識が向くように製作されているようで、もはや言葉すらも次元の異なる音として視ていると友人とのこじれかたすらも滑稽に映る。
昨今の漫画実写化の邦画にはないストレートに感情に訴えられるアニメ映画はジブリだけではない深淵さがある。
ただ、妹くんが大人び過ぎている。