広島カップ

映画 聲の形の広島カップのレビュー・感想・評価

映画 聲の形(2016年製作の映画)
3.0
作品の進行に従って時系列に感想を言いますと…

ザ・フーの「マイ・ジェネレーション」で開巻はズルい。
思わず期待値が一気に上がってしまいます。

うるうるしていて星がイッパイの垂れ目系の目と爪先と膝が内向きの女子走りが出てくるアニメがどうも苦手なもので、観る気が冷めてきてしまいます。

小学六年のクラスに転校してきた聾唖の女の子へのいじめが始まりマスマス観る気が減退して行きます。

いじめに加担した主人公が中学に進学して感じる孤立感、疎外感は私も経験があるのでやや物語に還ってきます。

「俺は最低の人間だから生きてちゃいけない人間だから」という主人公と、やはり自分は世の中にとって迷惑な存在であると感じている聾唖の女の子の恋。
「好き」という言葉と"月"をくっつけてきた辺りでかなり挽回して来ました。

苦手な奴の顔にバッテン付けちゃったりして、コミュニケーションで苦労する若者の世代。
ブッ壊しては繋がって、ブッ壊してはまた繋がって、青春ていいなあと思いました。
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