りんか

映画 聲の形のりんかのネタバレレビュー・内容・結末

映画 聲の形(2016年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

涙が止まらなかった。

いじめの経験はたぶん誰だってある。
直接いじめてた石田くん、その取り巻きの島田と広瀬、いじめられた硝子ちゃん、クラスの女子のリーダー格で石田ほどじゃないにしろいじめてた植野さん、硝子の世話役を買って出たばかりに同じくいじめられ不登校になった佐原さん、硝子がいじめられていることを知りながら周囲に対して八方美人で何もしなかった川井さん。そしてその他大勢の傍観者。

将也がやったことは当然許されないこと。
だけどその他の人たちは?
小学校の時のいじめをきっかけに将也が今度はいじめられる。中学生になっても。
でも果たして彼だけが悪いんだろうか?
私は川井さんの、自分もいじめてたくせにその事に無自覚なところがとても気持ち悪く、そして怖くもあった。
他の人もそうだ。耳が聞こえないというハンデがある硝子に対して謝りもせずいじめられる側も悪いと言ってのけた植野など…。

そんな中での将也の変わりよう…
観ていてとても苦しかった…

でも硝子への罪を償おうともがく将也の姿は不器用で、とても愛おしかった。

そんな彼がやっと辿り着いたのがあの結果だからもう…

本当に入野自由に泣かされました。笑

あと演技のために本当に耳が聞こえない方たちのもとまで行って役作りをしたはやみんには盛大な拍手を送りたい👏

主人公2人がこの2人で良かったと心の底から思った☺️

絶対に観るべき、おすすめできる作品でした!
りんか

りんか