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映画 聲の形のKAHOのレビュー・感想・評価

映画 聲の形(2016年製作の映画)
4.2
いじめていた方の立場からいじめられる方の立場へ
孤独になった時、なにもかもから目を逸らしていた時に自分の間違いにきちんと気づきやり直そうとする主人公に、まず心からえらい!と言いたい。
だって自分がどん底まで堕ち、死ぬまで追い込まれた時に、昔の過ちを反省することはあっても、やり直そうと取り戻そうと行動に移す人間はなかなかいないと思うから。とても強い人間だと思う。

なかなかいじめの描写はきつく、小学生ならではの遊び半分のような。なにか胸糞悪いからいじめてやれ。的な。面白半分で卑劣ないじめをやるからタチが悪い。いじめは時に人を死にまで陥れる。小学生、中学生あたりの子供達に絶対見てほしい作品だと思った。にしてもハンデをもってる子をいじめるとか1番許されないからな。救えない。

キャラクターもほんとにたくさん出て来て、いずれも現実世界にいるやつだから面白かった。感情移入はできなかったが。最後まで好きになれなかったのは小学校の担任、メガネの女の子、黒髪の女の子。メガネの女の子、1番嫌いなタイプ。傍観者。自分大好き。かわいい。最悪なタイプ。

ゆづると長束くんは好き。考えてみろゆづるが1番大人じゃねえか。おい。。ゆづるお前は幸せになれ、、

思ってたよりも考えさせられたし、現実にありそうな話だし、考えてたよりはよかった。胸が苦しくなるし時に温かくなるし、感動する。私は好きな作品です。でももう一度見ようとは思わないかな、、胸糞悪いから。好きだったけど。
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