係長心得

映画 聲の形の係長心得のレビュー・感想・評価

映画 聲の形(2016年製作の映画)
4.0
原作そのまま。全てを約2時間でまとめたディレクションがすごい。

大垣市内、長島スパーランド、養老天命反転地、忠実な作画が素晴らしい。

因果応報。

いじめられている時の自分の周囲に膜が張った感覚の表現、すごくよく分かる。いじめている側は基本、無自覚なんだよね。いじめられる立場に立って初めて、自分のしてきたことが分かる。

両方を体験した石田は、これからとても懐の深い人物になりそう。

いじめ、不登校、自死願望、障害者とのコミュニケーション、校内ヒエラルキー、友情、初恋など多くのテーマが凝縮されていて、見応え十分。

各登場人物の性格の特徴がデフォルメされていて、少し不自然な部分があるものの、作品の伝わりやすさにはプラス。

Aikoの主題歌もぴったりハマっていた。

京都アニメーションに敬意を示して、エンドロールの名前をしっかりと目に焼き付けました。
係長心得

係長心得