ねび

一週間フレンズ。のねびのネタバレレビュー・内容・結末

一週間フレンズ。(2017年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

都合良く部分的な記憶がなくなる設定でリアル感無しの、おとぎ話のような青春映画。でも面白い。
学校の友達との記憶が1週間しか覚えていられない香織に高二の春、一目惚れしてしまった裕樹が主人公。香織は授業で習ったことや勉強については、覚えているようで、覚えていないのは友達に関すること。名前も顔もすっかり忘れてしまう。
この事を知った裕樹は、香織に1週間毎の交換日記を申し込む。断られても、強引に渡し続けて、香織からの日記の返事をもらう。ここから二人のやんわり交際がスタート。
学校で隠れて交換日記を渡すところなんか、結構トキメキますね。夏休のランタン(天灯)祭りのシーン(日本にあるの?)も、序盤はいい感じで胸キュンものです。図書館で裕樹が貸出カードを忘れて、香織が自分のカードを差し出すところも、なんか青春しています。文化祭の2人の逃走シーンは、わくわく感ピークでした。
でも、香織の元カレが転校してきて裕樹の恋路も終結します。なんか虚しいというか切ないというか・・・こればっかりは、相手の気持ちですからね。すんなり身を引く裕樹は、本当に優しいです。2年の文化祭で裕樹の恋物語が終わって、卒業までの1年半(高校生活の半分です)心情的には、ホント辛い筈。その後、裕樹から恋路を引き継いだ元カレも結構いい奴でした。この映画、少女マンガが原作のようで、他の映画もだけれど少女マンガの男達は、優しい男が多い。
最後に伏線回収もあり、すっきりと楽しく観れました。
ねび

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