OneEyedJOKER

ザ・ボーイ 人形少年の館のOneEyedJOKERのレビュー・感想・評価

ザ・ボーイ 人形少年の館(2016年製作の映画)
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人形をモチーフにしたホラー映画と言えば【チャイルド・プレイ】や【アナベル 死霊館の人形】などがあるが、本作品は、それらの映画とは明らかに一線を画した作品だ。

本作は、人形ホラーがサイコスリラーに変化する『怖さ』を描いている。

作品の紹介に『ジャンル・スイッチ・ムービー』という表現があったが、一見『人形ホラー』に思えた本作が、途中から『サイコスリラー』へとトーンが変わる。

なぜ人形ホラーが多いのか…。
人形=ひとがた というように、人の魂や怨念が移りやすいところに 人は恐怖を覚え、
また身近な存在として感情移入をしやすい
からなのではないだろうか。

観終わったあとに振り返ってみると、いろいろな伏線が繋がりあって、登場する老夫婦の異常な行動も納得できるようになっている。

実際スタッフも怖がったとか そんな存在の人形。

ホラーだと思うと面食らうところがポイントの期待以上の作品だった。
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