オザキ

ザ・ボーイ 人形少年の館のオザキのレビュー・感想・評価

ザ・ボーイ 人形少年の館(2016年製作の映画)
3.8
普通に良作じゃないですかコレ😊

<あらすじ>
過去に別れを告げるべく新天地にやってきたグレタは、老夫婦と一緒に生活している8歳の少年の世話係のアルバイトをすることになる。ところが紹介されたのは子供の人形で、夫妻はブラームスと呼んでかわいがっていた…。

人形ホラーといえば、やはり「アナベル」や「チャッキー」などを思い浮かべますが、今作の「ブラームス」はそのどれとも被らない独特なキモさを持った人形です。ヌメッとした、どこか生身の人間を感じさせる空気をまとっています。アナベル&チャッキーは命に直結する”危機感”が売りでしたが、ブラームスはジメジメした”気色悪さ”を全面に押してる印象です。この人形と2人で留守番とかマジで勘弁してくれ~😱

終盤の展開も個人的にはgoodです😊 ホラー映画は話が進むほど観客の”慣れ”によって怖さが半減してしまうので、終盤に雰囲気を転調する事がよくあります。ホラー→アクション(『IT』)であったり、ホラー→コメディ(『キャビン』)であったり。今作も、例に違わず転調によって飽きさせない工夫がされていて最後までしっかり楽しめる作品でした。
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