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ウィッチのTSのレビュー・感想・評価

ウィッチ(2015年製作の映画)
1.5
【無駄にうるさくてストレスがたまるだけ】28点
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監督:ロバート・イガース
製作国:アメリカ
ジャンル:ホラー
収録時間:92分
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2017年劇場鑑賞60本目。
今年映画館で見てきた映画の中でもワーストレベルです。
つまらない。うるさい。意味がわからないの三拍子だと思います。意味がわからない。というのは大袈裟すぎかもしれませんがとにかくつまらない。魔女狩りを主題とした歴史映画なのかと思いきや、一家狂乱映画でありました。静かな割に所々でぎゃあぎゃあとうるさかったため逆にストレスがたまりました(笑)なんというか、こういう作品は自分には合わないです。「根拠なき断言」これが一番嫌いです。その人の近くでいろんな人が苦しむからその人が悪い?根拠になっていません。そういう理不尽な決めつけで終盤まで押し通したような、不快な映画でありました。

時は17世紀のヨーロッパ。ウィリアムとキャサリンは敬虔なキリスト教生活を送るために静かな森にやってきた。しかし、赤ん坊のサムが何者かに攫われるのだが。。

序盤から静寂であり、淡々と進んでいくストーリー。劇場に入って10分くらいでみにきたことを後悔しました。今作はざっくり言うと彼女が魔女だ!と決めつけみな疑心暗鬼に陥っていくというホラー映画です。が、疑心暗鬼を巧く描いた名作『遊星からの物体X』の足元にも及ばないスリラー度でした。確かに中世ヨーロッパでは魔女狩りという行為が頻繁に行われていて、理由は数あれど、これは当時流行した黒死病などによる人々の怨念から生まれた現象であると言えましょう。何の根拠もなしにとある人物を魔女と決めつけ狩ってしまう。こんな理不尽なことはないのではないか。と思ってしまいますがこれが中世ヨーロッパの、ひいてはヨーロッパの宗教観なのです。僕は、今作をその魔女狩りをテーマにした強烈な映画だと勝手に決めつけていたため、僕が悪いのですが肩透かしを食らいました。こんな内容だと知っていたらわざわざ見にこなかったと思います。ある程度の事前予習も大事ですね。

で、鬱陶しいくらいにうるさい効果音を多々使ってきます。怖いとかじゃなくて単にびっくりする。ストレスのたまる要因になります。不気味さも中途半端であり、結局何がしたいのかイマイチわからない映画でありました。難解とかそんなレベルではなく、面白くないからわからないといった方が良いかもしれません。

やや抽象的且つ神聖的な映画を好む方には勧めれるかもしれませんが、魔女狩りをテーマとした黒歴史モノ、単なるホラー映画として見ると肩透かしを食らってしまう映画なのかもしれません。
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