何回かに分けて観て、観終わって、やはりこの監督は苦手だと思った。
有体に言えば、嗜虐的なんだな。
今回は若い女にパンツ見えそうな服着せてひたすら得体の知れないものから逃げ回らせたり、目隠ししてサソリ近付けて「ア゛ア゛ッ!!」とか悶絶させたり。挙げ句の果てに鎖に繋がれた全裸女性ですかそうですか。なんというか、そこはかとなく漂う女性蔑視を感じる。
しかもそれは他の一部の古い映画にも感じたことのあるもので、その既視感にうんざりしながら観ていた。
ドラッグキメて幻覚状態になってからの「もう一つのペルソナとの邂逅」みたいなのもピンと来なかったな。結局その神秘性も客体、鑑賞者としての視点しか持たなかった。いっそ自分で吸えと思った。
まぁ色彩とか構図とかそういう画作りは当時としては斬新で良かったんじゃないですか。
アランロブグリエ、好きになりたいな〜