あやか

ぼくは明日、昨日のきみとデートするのあやかのネタバレレビュー・内容・結末

3.4

このレビューはネタバレを含みます

友人二人に良いって言われてみた。
お話的には暖かくてクリーム色な感じで静かで穏やかな感じ。とても見てて心地よいトーンだった。
話の肝となるのはやっぱり時間軸のとこだと思う。最初小松菜奈は未来から若返っていってるのかと思ったけど20歳の時に取る家族写真を30歳の時に持ってたり15歳の小松菜奈は20歳の時の記憶がなかったり未来から若返っているわけではないとわかった。けど、じゃあどういう時間軸なのかよくわからなかったからググった。そしたらいわゆるタイムリープをしているのだとわかり納得。ただ、なんかタイムリープだとなんかなんでもありな感じになる気がして違うトリックがあったらよかったなと少し思った。自分では思い浮かばないけど、、笑
福士蒼汰の「今までの一緒にいた思い出を知らないエミが目について辛い」みたいな台詞、なんかぐっときた。確かに言ったことのなかった隠し味のチョコレートを知ってるのはまだポメラニアンの二度目の散歩を始めての散歩って言われるより悲しくならないなって思った。今まで一緒に過ごしてきた時間が彼女にはなくてそれを節々で感じるのは辛いと思った。
でも逆に小松菜奈が最初の方に泣くのがそれが彼女の最後の手繋ぎだったり名前呼びだったりしたからだってわかった時はそこもまたぐっときた。なんか見てる側としては福士蒼汰と一緒に初めての〜ウキウキ見たいな感じだけどそれが同時に彼女には最後のってわかるととても切ない。
一番この映画で今まで見たものと違うって感じた良さってか私的好きなとこは福士蒼汰の初めてと小松菜奈の最後の対比だと思う。
本当に、初めての手繋ぎや名前呼びが片方にとっては最後の手繋ぎと名前呼びって想像するとすごく胸がぎゅっとなる。
あやか

あやか