おときち

ぼくは明日、昨日のきみとデートするのおときちのレビュー・感想・評価

2.0
俺のリリー・ジェームズ
俺のエマ・ストーン
に続く俺のシリーズ第3弾、俺の小松菜奈!いやいや。ごめんなさい。


なぜかは忘れたけど、原作読んだことある。好みの本ではなかったけど…。
というわけで自分の「観たい映画リスト」には入らない映画ではある。
ストーリーは知っていたし、他の小松菜奈出演作でも良かったんだけど、こういうきっかけでもないと観る機会もないかな、ということで鑑賞。


淡い色合いと優しく眩い光。光の具合に関してはちょっとやり過ぎな気も。
直前に観たのがマーティン・スコセッシ監督の『沈黙 -サイレンス-』だったしなー。比べるものではないですが。


プロットや設定にツッコミを入れるような野暮なことはしませんが、全体を通してピアノなどの音楽がなー。感情に寄り添いすぎてて逆にうるさかった。そこが気になっちゃったな。エンディングの曲も「無理」ってなっちゃった。


あとは説明セリフも多かったかな。まぁ設定がややこしいといえばややこしいので必要なのかもしれないけど。
南山君の両親の描き方もな。あんなステレオタイプな職人気質親父と対照的な明るい良き母みないなね。いまどき。親父も良い親父だったし、どうでもいいことですね。そんなの誰も気にしない。


まぁそんなことはおいといて小松菜奈だな!
やっぱりいいな、小松菜奈。かわいい!だけではない。いや、かわいいんですけどね。そこはかとない切なさ。目つきも全体的な雰囲気も『恋は雨上がりのように』の時とはちょっと違う優しく丸い印象。あと声も好き。
でも、どの映画を観ても「生命力」を感じるのはなぜだろう?
いいなぁ小松菜奈。すっかりお気に入り。


劇場へ観に行こう!ってなる映画ではないけど、こういうキラキラしたティーンムービーもいいよね。食わず嫌いより、なんでも観る方が楽しい。


「あと、食べ物でかなり機嫌が左右されるよ?」
はい、喜んでー。このセリフ好きでした。


辛いのはお互い様だよね、っていうところに福士君がちゃんと着地してくれたのでよかったです。