けーすけ

ぼくは明日、昨日のきみとデートするのけーすけのレビュー・感想・評価

4.6
2020/05/24(日) Amazonプライムビデオにて鑑賞。原作未読。

例によってあらすじすら読まずで予備知識一切無しで観ましたが、個人的に本作はそれで当たりでした。

タイトルからして鑑賞前は「どうせ難病ものとか、記憶が1日しかもたないとかってやつでしょ?」って穿った見方をしてましたが真実を知った時に「そうきたかー!!!」となりましたよ。
気になる方は是非何も知らない状態で鑑賞してみてくださいませ。


とりあえず言いたいのは、やっぱり小松菜奈まじ天使。序盤の甘酸っぱさとか、何度悶え死ぬかと思ったか…。笑


以下、核心ネタバレなしで感想。









舞台が京都。そして叡電ってのがいいですねえ。僕は一時期京都に住んでいたのですが、色々と懐かしかったですね。
劇中メインの舞台になったのは地図でいうと京都市街中心部のちょっと右上あたり(左京区)。騒がしくなく、景色や雰囲気が良い場所が多いので映画の空気感と最高にマッチしてました。



タイトルが入るのが40分を過ぎたあたりで、そこから流れが少し変わります。こういう「実は今までがプロローグでした!」的なメインタイトルの入り方な映画大好き!(あとラストにタイトルくるやつも)

それまでは南山高寿(福士蒼汰)と福寿愛美(小松菜奈)との出会いから付き合ってのイチャコラタイムなのですが、愛美と高寿に関わる真実が分かった瞬間、理解するのに結構時間がかかりました。頭フル回転。設定は単純そうだけど「え?え??どういう事???」って。


で、必死で考えて少し経ち理解ができると「あぁ、そういう事なのか・・・」と。
「あの時のピザと唐揚げにはそんな意味があったのか・・・!」となり、あれ涙が、、、。

終盤に向かっては色々と切な過ぎて声出るくらい泣いてしまった。ティッシュ5-6枚は泣けた。

基本は高寿目線のストーリー展開なのですが、ラストに差し込まれた愛美目線のくだりが素晴らしい見せ方でしたね。



冷静に考えると「何でだ?」ってツッコミを入れる部分は多々あると思いますが、そんな野暮ったい事を考えさせない感じで、福士蒼汰と小松菜奈の演技がとても良かったです。


観終わった後に、もう一度設定を知った上で観返すとさらに面白い映画の一つかと思います。
いやー、泣けた泣けた。



〈5/28(木)追記〉2回目鑑賞したら最初から泣きまくってしまったのでスコア上げときます。ハマった人には2周目がヤバい。

[2020-075]
けーすけ

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