元のゲームをプレイしたことがないので、てっきり「青鬼」や「デスフォレスト」みたいな一連の低予算ホラーかと思いきや、謎の不審死事件をめぐるミステリーテイストの作品でした。
主人公が事件の謎に迫る過程で自らも呪いにかかってしまう流れは一作目の「リング」を思わせ、終始漂う緊迫感も近いものがありました。
スラッシャーたるジャックオーランタンの登場も必要最低限におさえグロ描写も抑え目、あくまでミステリー仕立ての体裁を守っており、それが低予算の安さを感じさせません。
主演の朝倉さんもいい感じ。日テレの水卜ちゃんを美人にしたような感じ（失礼！）。
不本意ながらインチキオカルト雑誌の記者をやっていた主人公が、自らオカルト的事件の当事者となることで信じざるを得なくなり、「死の鬼ごっこですよ！」なんて洒落たセリフまで口走る始末。
その「死の鬼ごっこ」が割とあっさり終わってしまったのは残念。どうせなら12分のリミットをリアルタイムで描くようなクライマックスだったら燃えたのになあ。
