シリーズとして3作目となりました。
『シャークネード』と並ぶB級映画。
ごく一部の人たちに需要のある作品。
今回もロジャー・コーマンが製作に名を連ねる。
監督はB級映画専門のケヴィン・オニールです。
シリーズの2作目を務め、引き続き監督を担当。
バカ映画の一つとして有名なシリーズ。
ツッコミを入れたら負けというルール。
サメ映画の可能性を指し示したツール。
サメとタコの合体生物兵器“シャークトパス”と、
人間をベースにシャチとオオカミの合体生物兵器、
ホエールウルフの壮絶な生存競争を描くコメディ。
笑わなければ負けであって、
笑ってしまえば負けである。
つまり、ロジャー・コーマンの術中にハマると、
もう抜け出せない「新たな世界へようこそ」が、
本シリーズ最大の狙いだと分かるような作品だ。
もうワザとやっているようにしか見えない。
忠実にロジャー・コーマンの世界を再現し、
この世界に引き入れるケヴィン・オニール。
クリーチャーだけじゃない本作の面白さ。
キャスパー・ヴァン・ディーンが面白い。
久々にバカ映画の主人公として登場する。
愉快に演じているのは素直に面白かった。
頼りない酔っぱらいのキャラが実に良い。
キャサリン・オクセンバーグもなかなか。
ヴァン・ディーンの奥さんも濃いキャラ。
夫に負けないほどのインパクトを与える。
このシリーズは多くを語るべからず。
実際にその目で観て確かめるべきだ。
たまには気の抜けた炭酸も悪くない。