このレビューはネタバレを含みます
斬新な異種間交流！？
とにかくご飯が不味そう！！おえー！！
単体では子供が作れなくなった人魚みたいな女たちが病気と偽って少年たちを閉じ込め、自分たちの子孫を生育させてるのだろうか。
単体生殖を目指した実験かと思って、それでエヴォリューションか！と思ったけど違った笑
ヒトデが象徴的に出てきたけどヒトデってオスメスないとか何か暗喩なのか。
フランス人の監督によるフランス映画であるけどなんとなく海も島も北欧のように寒々しく非常に好み！静かに淡々と展開していく映画も大好物なので終始楽しかった。
静かだからこそ音楽や台詞などの音が映えるってところや、静的なカメラワークだからこそ作り込まれた世界観に引き込まれるし隅々丁寧に計算されていて見応えあった。
話的にはSFチックなおとぎ話みたいな印象だったが、シンプルだからこそ語り口が映えてこういう低予算な反娯楽作の魅力たる作家性を存分に味わえたし、これはメタファーなのかなとか色々考えるのも楽しくて大満足！
他の方のレビュー読んでて「イレイザーヘッド」を挙げてる方が多くて何故だろうと思ってたら監督のインタビュー見た方が「生物的変態への恐怖や妊娠への恐怖を描いた」と書いてくれてて納得。なるほどー！だからなのか！笑
女性ならではの視点と描写だ！男性では思いついても描けない、いやそもそも思いつかない性差から生まれた恐怖の観点だ。面白ー！
