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ディスクローザ―のlemmonのレビュー・感想・評価

ディスクローザ―(2013年製作の映画)
3.3
脚本家としての一面を持つジェルエドガートン。
彼のスクリーンプレイ。


「ギフト」もそうだったが、じわじわと各キャクターの側面を炙り出していく様がなかなか面白い。

本作はストーリーの好感度がどうしても低くなるのでお気に入りになるには厳しい部分があるのだが、登場人物たちがどうしてそういう行動をとったか?は十分伝わった。

それでいて所々は観ている側に委ねる。
ただそこは困惑させる要素にもなる。


警察の隠蔽工作が軸。
パーティー後の飲酒運転中、気づくと車が路肩に。
傍には低所得層のアジア系の子供が倒れている。


前半はある程度想像はつくがはっきりしない展開。
中盤に徐々に事実が。
後半にドラマが繰り広げられる。が、とても静かに。


もう少しサスペンス要素を色濃くしていたら、映画としてエンタメ度合いは上がったと思う。
ただ本作の描きたかったのは後半だと思う。エドガートンの繊細な演技がそれを物語る。


なんか惜しいのだ。
でも好きだな、エドガートン。
「ギフト」もっかい観たくなってきた。
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