エリック・ロメール初期の短編シリーズ鑑賞キャンペーンの一環。あまり行儀も聞き分けもよくない少年とそれに勉強を教える家庭教師ヴェロニクのやり取りを15分べったり追いかけた作品。あれこれ屁理屈を並べながら先生を困らせてくる生徒、というのは自分も大学時代の家庭教師バイトで経験があり、それに対してイラついたりだんだん態度が崩れていくのがヴェロニクの机の下の細かい足の仕草などにも現れていて共感が十分にわく。サクサクというよりは進行が詰まってイライラする事の方が多いので、観ていて決して快適なものではないが...