フクイヒロシさんのレビューを読んで、仕事帰り新宿武蔵野館へダッシュしてきました。いやあほぼ満席!スゴイ人気作なんだなあと。
スペイン映画であるということ以外何も知らずに観たのですが、よくあるスペインの勢いに任せたサスペンスではありませんでした。むしろ「へぇーっこういうのも作るんだ」と発見。
製作は2015年、舞台は1996年だったかな?弾薬庫と言われたバルカン半島。ボスニアあたりの話。停戦間もないところに、人々の生活を助けようとするチームに降りかかる出来事がベースにあります。そこでの現実、麻痺していく心情、国連軍とのギャップ、子供を取り巻く武器や暴力・・。
これがまた絶妙な会話でユーモラスに描かれていました。
特に心が反応したのが少年のくだり。銃が出ることもさることながら、そっかあ、10ドルかあと。
確かに面白かった!
でも万人に受けるタイプでないことも確か。エンタテインメントではありません。
ちょうど映画ってなんだろう?その様々な存在理由を考えていたので良かったです。