吉田ジャスティスカツヲ

ロープ/戦場の生命線の吉田ジャスティスカツヲのレビュー・感想・評価

ロープ/戦場の生命線(2015年製作の映画)
3.9
頼むから…
チャンと彼らに仕事させてあげてください😩


1995年のバルカン半島、停戦合意直後の紛争地域にて。

嫌なことがあり過ぎて【目が濁っている主人公】、
自分より家庭ってモンに興味がない同僚、
人の死体を見たことがない新人の現代っ娘、
身綺麗な地元の通訳のオッさん、
何故か現地のガキ、
仕事で費用をムダ遣いしてないか見張りに来た元カノ。

そんな(どんなだ?)国際援助活動の水道屋さんたち一行が、井戸の死体を引き上げるためのロープを探しますが
【たったそれだけのことがマァあ難しい‼︎】
武装勢力だけではなく、国連の部隊すらジャマしてくるのですよ。


表向きのお話は上記の通りですが、それよりも観客に見せたいのは風で乾いた風土と、戦争で乾いた地元民の心なんでしょう。


複雑に絡み合った困難な状況の中、何度も襲ってくる徒労感を"やれやれ"と"トホホ"で受け流して、今していることを投げ出さずに続けていくこと、きっとそれが大事なことなんです。


映画の最後のカットのオチを観て…
【私までトホホですわ‼︎】
ナンのこっちゃ😵