ガブXスカイウォーカー

鉄拳 Kazuya's RevengeのガブXスカイウォーカーのレビュー・感想・評価

鉄拳 Kazuya's Revenge(2014年製作の映画)
3.4
<あらすじ>
青年(ケイン・コスギ)がホテルの一室で目を覚ますと過去の記憶をすべて失い、冷徹なボス、牧師(ラデ・シェルベッジア)率いる武装組織に拉致される。青年は格闘技の達人であり、牧師から“K"と名付けられ、この世にはびこる罪人を処刑するという闇の任務を与えられる。“K"は数々の戦いの末、自分が三島一八であり、黒幕は自分の父、三島平八(ケイリー=ヒロユキ・タガワ)であったことを思い出す。平八は心の弱い息子を鍛える為に記憶を奪ったのだ。一八は激情しケリをつけようとするが、平八はまだ早いと立ち去るのであった。

主演のケイン・コスギは当時40歳だと言うのに若々しくキレキレッのアクションを披露してくれる。ストーリーの大半は主人公の視点で進むので、映像はひたすらケインを写しまくり、プロモ映画のようである。隣室の女役のペイジ・リンドキストとのベッドシーンまである。だが、物語はプロローグ段階で終わってしまう。これらが観客たちにとって面白いかどうかは微妙なところだ。
良かったのは、発展途上の荒んだ異国の情緒をかもし出していたロケ地だ。観たところ、タイか台湾あたりであろうか?
本作は人気格闘ゲームの実写化だそうだが、未プレイなのでどこまで再現されているのかはわからない。ネットではレビューもあまり見当たらず、あってもかなり不評なものばかりである(とくにゲームファンに)。ケイン・コスギファンか格闘アクション映画ファン以外には鑑賞をお薦めはしない。